クラン・コラ・ブログ(アイルランド音楽の森)

 アイリッシュ・ミュージックなどのケルトをはじめ、世界各地のルーツ音楽を愉しむブログです。そうした音楽の国内の音楽家も含みます。加えて主宰者の趣味のグレイトフル・デッド。サイエンス・フィクション、幻想文学などの話もあります。情報やメモ、ゴシップ、ただのおしゃべりなどもあります。リンク・フリーです。

タグ:ロック

 グレイトフル・デッドを追いかけていると否が応なく顔を出すのがビル・グレアムだ。グレアムがとりしきったフィルモア・オーディトリアムとその後継である東西のフィルモア、それにウィンターランドは自他共に認めるデッドの「ホーム・グラウンド」だった。長いツアーから帰って、フィルモア・ウェストやウィンターランドで「ツアーの疲れを休める」こともあったらしい。それだけではなくて、グレアムが仕掛けたデッドのコンサートは数知れないし、それには様々な目的に向けての慈善公演も多数含まれる。例えば1972年8月27日、オレゴン州ヴェネタで行われたライヴで、ケン・キージィの牧場救済資金調達のために開かれたこのコンサートは映像としても捉えられ、《SUNSHINE DAYDREAM》としてリリースされている。グレアムは主催者としてあちこちに出てくる(灼けつくような天気のこの日集まった2万と言われる聴衆のほとんどは金を払っておらず、資金集めそのものは失敗し、デッドは自腹でキージィに寄付したそうだ)。


 

 そのビル・グレアムの初の大規模な回顧展がこのタイトルのもと、ロサンゼルスの Skirball Cultural Center で5月7日から10月11日まで開かれるそうだ。オープニングにはミッキー・ハートがライヴをする。

 上記サイトの該当ページでは1970年フィルモア・イーストでのオールマン・ブラザーズ・バンドによる〈Whipping Post〉のライヴ映像を見ることもできる。有名なライヴ盤収録とは別のヴァージョン。

 デッドが活動を始めた時にはすでに30代だったグレアムは、デッドがその中から生まれてきたハイト=アシュベリィ文化とは一線を画す。かれ自身はLSDやポットには手を出さない。フィルモアを「禁煙」にしてもいる。

 1931年、Wulf Wolondia (Wolfgang) Grajonza としてベルリンで生まれたかれは、1939年、ナチスを逃れてパリの孤児院に送られる。そこから徒歩、バス、列車でリスボンへ逃れ、さらにカサブランカ経由でダカール、そしてニューヨークへ辿りついたとき、出発時64人いた孤児は11人になっていた。ブロンクスでギャンブラーとして育ち、徴兵されて朝鮮戦争に従軍、ブロンズスターを1個受け、不服従で2度軍法会議にかけられた。アメリカとヨーロッパを放浪しながら役者になろうとして1950年代を過ごし、サンフランシスコに吹き寄せられる。演じる側から演じさせる側に入るのは、60年代前半、ラディカルな演劇集団 Mime Troupe のマネージャーになってからだ。グレアムが主催した最初のロック・コンサートは1965年11月6日、マイム・トループ所属の俳優たちの裁判費用を調達するためのもので、これがグレイトフル・デッドの公式デビューでもあった。展覧会はこのイベントの50周年とグレアム最大のイベントの一つ「ライヴ・エイド」30周年を記念する。

 面白いのは、グレアムは聴衆に対しても挑発的で、フィルモア・ウェストではヤードバーズの前座にセシル・テイラーをもってきたりしている。デッドの前座にチャールズ・ロイドを呼んでいるし、後にはマイルス・デイヴィスを呼ぶ。もっともこういう人選は、地元のミュージシャンたちの要望に積極的に耳を傾むけた結果でもあるらしい。ロイドはガルシアとレシュが求めたものでもあった。グレアムはプロモーターである前にまず音楽マニアでもあったのだろう。

 グレアムには自伝があり、邦訳もある。2004年に新版が出ている。(ゆ)

 ジェリィ・ガルシアは孤独な人だった。凄絶なまでに孤独な人だった。その孤独がグレイトフル・デッドの音楽を生み出し、バンドを支え、コミュニティを形成していった。われわれはその残光のなかを生きている。

 ガルシアは典型的に外向的な人間で、親分肌でもあり、他人との交わりを楽しみ、またそれを必要としていたことは、この本からもよくわかる。その性格のおかげもあって、かれが厖大な数の人間から深く愛されていたことは、たとえば1995年8月13日、ゴールデン・ゲイド・ブリッジ・パークで開かれた追悼集会で「祭壇」に捧げられた数千にのぼる贈り物でもよくわかる。

 にもかかわらず、ガルシアは、巨大なデッド・コミュニティの中で誰よりも、そして群を抜いて孤独だった。というのが、本書を読んでの結論だ。

 グレイトフル・デッドのスポークスマン、暗黙のうちに誰もが認めるリーダーであるがゆえに、かれ個人にかかってくる圧力は想像を絶するものがある。誰もがかれと一緒に音楽をつくりたがり、演奏したがる。誰もが自分の思うこと感じることをかれに聞いてもらいたがる。そして、自分の一言に何千何万の人間が反応する。その上、バンドのまとめ役としても、陰に陽に頼られる。ここにははっきりとは書かれていないが、バンドの各メンバー間の軋轢がガルシアをクッションにすることで解消されることもあったようにも思われる。それは時にはスケープゴートの様相を呈したことさえあったのではないか。たとえ意識的なふるまいでは無かったにしても、だ。

 こうした圧力が四六時中かかっていれば、そこから逃れるためにドラッグの助けを借りようとするのも無理はないと思える。この点では、ノンシャランなガルシアの人となりがマイナスに作用する。かれは学校教育や軍隊に適応できない。規則正しい生活とか、同じことを毎日繰り返すトレーニングといったことができない。バンジョーもギターもうたもすべて我流だ。自分の好悪や欲望とは一度切り離されて外から叩きこまれたものが無い。そういうものは教養や伝統として基礎岩盤を形成し、危機にあたって己を支える。落ち込んだとき、支えてくれるものを内部に持たない人間は外部の何かに頼らざるをえない。

 人によって頼るものは異なるが、たいていの人間にとってセイフティ・ネットとなる家族も、ガルシアは頼れない。ガルシアはおそらく自分自身も含めて、誰も信じていなかった。信じられなかったのだろう。幼くして「目の前で」父を失い、兄の手にかかって指を失い、母に「棄てられた」ガルシアは、その性格と生い立ちによって、音楽以外の逃げ道を断たれたようにすらみえる。音楽をやっている時だけは、誰かに頼る必要もなくなる。その意味では音楽もドラッグの一つだった。好き嫌いのレベルではない。それは取り憑かれた状態、音楽を演らずにいられない状態だ。むろん、優れたアーティスト、芸術家はどんな分野でも皆多かれ少なかれ取り憑かれている。ガルシアの場合、取り憑かれ方が徹底していた。

 ガルシアが人間を信じていなかったことの結果として、周囲の人間も、ガルシアに接触することで必ずしもポジティヴな効果ばかりを得るわけではない。ガルシアと関係したおかげで悲惨な目にあわされた者も少なくない。1986年の昏睡からの回復期間中、ガルシアの食生活を管理して健康回復の原動力となった女性は、まるでそのことがガルシアにとっては許せない裏切り行為であったかのように、第三者から見ればこれといった理由もないまま、あっさりと追い出される。

 グレイトフル・デッドに関してある程度まとまった書物を読もうとして最初にこれを選んだのは、デッドという集団ではなく、個人のキャリアとして読みたかったからだ。本人がどう言おうと、ガルシアがデッドの核であり、プライム・ムーヴァーであったことはまちがいない。その死とともにバンドは解散する。ガルシアなくしてデッドはありえなかった。ならば、ガルシアの生涯をみれば、デッドもまたおのずから見えてくる。視点を1ヶ所に固定する方が、混沌として、まだ動いている宇宙へは入りやすいだろう。

 本人は死んだが、関係者はまだほとんどが生きている人間の伝記を書くのは難しい。とはいえ、伝記というジャンルの始祖にしてその最高傑作であるボズウェルの『ジョンソン伝』もまた、本人は死んだが関係者は皆生きている時期に書かれた。

 関係者のほとんどがまだ生きている中で、ガルシアのような複雑で多面的で活動的な人間の生涯をあとづけようとするにあたって、著者が採用した手法は巧妙だ。まず、インタヴューからの引用を多用する。つまり関係者たち自身の言葉に語らせる。ガルシアのふるまいや発言、他人との関係は、事実として確認できることを叙述し、論評はできるだけ避ける。そしてもう一つ、ガルシアの生み出した音楽について語る。

 この伝記が出版された時点で、伝記の記述の対象となるような関係をガルシアと築いていた人間で死んでいたのはバンドの旧メンバーであるピグペン、キース・ガチョーク、ブレント・ミドランド、それにビル・グレアムとジョン・カーンだけである。カーンはガルシアのソロ活動のパートナーとして、その初めから最後までいた唯一の人物だ。

 ここに登場し、あるいはその発言が引用されている人びとのうち、唯ひとり著者が直接インタヴューしていないのはデボラ・クーンズだ。ガルシア死亡時の夫人で、ガルシアの葬儀に際して歴代のガルシアの結婚相手に参列を認めなかった人物である。著者が取材を申し込まなかったはずはないから、クーンズの方で拒否したのだろう(ついでに言えば、Dennis McNally が A LONG STRANGE TRIP のために行なったより広範囲で300人を超えるインタヴュー対象リストにも無い。ちなみにこちらのリストにはパディ・モローニの名前すらある)。ガルシアが最も深く関った女性は5人数えられるが、本書を読むかぎり、クーンズはガルシアやデッドの周辺でとびぬけて評判が悪い。著者は注意深く好悪の感情を出さないようにしているが、それでも思わず漏らしてしまうほどだ。

 著者が参考資料としてあげているインタヴューの相手は124人。複数回している相手も少なくない。対象はガルシア本人とその家族、親族、バンド・メンバーをはじめとするミュージシャン、デッドやガルシアを支えたスタッフやその家族など。とはいえ、あたしなどは名前を見ただけでは何者なのかわからない人の方が多い。また、本文中にインタヴューからの引用がまったくされていない人や、そもそも名前すらあがっていない人もかなりいる。

 加えるに公刊されている文献はむろんのこと、デッドのアーカイヴ、バンドの活動やビジネス関係の記録から、バンドが発表したもの、ファン・レター、雑誌・新聞などの媒体の記事切り抜き、さらには他の人びとによるデッドやガルシア関係者への取材の記録まで、調査時点すなわち1996年前後で参照可能なもので漏れた資料は無いとおもえる。

 デッドが収集・蓄積・保管してきたこうした資料は、テープなどの視聴覚資料も含めて、2008年以降、 UC Santa Cruz の図書館に寄付され、整理が進められている(ライヴ音源は別にバーバンクのワーナー・ブラザースの施設に保管されている)。整理中で一般には公開されてはいないが、研究者として申請すれば利用することができる。このデッド・アーカイヴの管理人 Nicholas Meriwether がデッドの公式サイトに連載しているブログによれば、デッドはごく初期の頃から丹念に記録を集め、保管してきた。デッドに関して紙媒体に掲載された記事を切り抜いて送らせる、いわゆるクリッピング・サーヴィスの会社と、バンド活動を始めた当初から契約し、現在も継続している。アーカイヴに含まれるファン・レターで最も古いものは1970年。この時期のものはさすがに多くないが、《SKULL & ROSES》での有名な「デッドヘッドへの呼び掛け」によって爆発的に増加する。そしてデッドはこのファン・レターの洪水を裁き、全てに眼を通し、整理してメーリング・リストを作成・管理するために専門のスタッフを雇う。ちなみにこの人物 Eileen Law は現在でもこの仕事を続けている。こうした点でも、デッドはただのロック・バンドではない。自分たちが文化を歴史を造っていることを自覚していた。良いものも悪いものも、すべての演奏の録音を残そうとしたのも、そうした歴史意識から出たのだろう。

 著者はこうした豊冨なデータをもとに、ジェリィ・ガルシアの生涯を組み立てる。厖大なデータの分析、解釈にあたって頼りとしたのは、著者自身の豊冨なライヴ・デッド体験と、永年のデッドヘッドとしての活動から身につけた皮膚感覚だ。

 叙述の基本姿勢はジャーナリストのものだ。ガルシアがいつ、どこで、何を、誰と、どのようにしたか、をできるかぎり感情を交えず、客観的に述べる。そこからガルシアの人となり、言動の癖、存在がかもしだす雰囲気、直接の相手や周囲におよぼす影響を、読む者に類推させる。文章は平明で、文学的な表現は、他人の発言の引用を除いて、皆無だ。あまりに坦々としているので、うっかりすると単調に見える。これによってガルシアという人物が生き生きと眼前に浮かびあがる、ということもまずない。それは書き手としての著者の力量の限界が現れているとも言える。あるいはガルシア本人を直接知っていた著者が意識せずに前提としたからかもしれない。また、生存者たちへの配慮もあろう。

 その欠陥を埋めているのが、デッドやガルシアのソロ活動における音楽の描写だ。リリースされた録音、ライヴの内容やその特徴、効果を的確に描き、簡潔な評価を加える。ガルシアが生み出した音楽を、可能なかぎり具体的に述べようとする。ここでは著者の趣味、感覚が前面に出る。独断的ではないが、評価は明確だ。つまりこの部分は芸術家の評伝になっているのだが、他の部分の、対象から距離をとったクールな文章とならぶと、対象を文章化することの歓びが伝わってくる。同時に、現場体験のない、できない読み手としては、デッドを聴いてゆく際の貴重な手がかりとなる。

 これはガルシアの伝記であるから、デッド以外の活動もとりあげる。ジェリィ・ガルシア・バンドやその前身、あるいはオールド・イン・ザ・ウェイやニュー・ライダーズ・オヴ・パープル・セイジ、あるいはデヴィッド・グリスマンとのデュオなどの音楽活動、画家としての活動、ガルシア・ブランドのマーチャンダイズなどのビジネス方面までカヴァーする。唯一、具体的に触れられないのは、レックス財団などの慈善事業だ。あるいはこういうことは表立って扱わないという了解があるのか。関係者がまだ生きていることの最も大きな影響だろうか。

 もう一つ、ほとんど触れられていないのは、他のバンド・メンバーとの人間関係だ。この点はむしろ結婚相手の女性たちよりも薄い。対象が全員まだ生きていることのマイナス面ではある。キース・ガチョークとブレント・ミドランドは死んでいるが、この二人との関係を突っこめば、他のメンバーにも言及せざるをえなくなる。

 グレイトフル・デッドがジェリィ・ガルシアのワンマン・バンドではなかったように、ガルシアもまたデッドが全てではなかった。もちろん他のメンバーも事情は同じはずだが、ガルシアはそのソロ音楽活動にも表れたように、とびぬけた創造力を備えていた。ということはインプット、摂取能力も巨大であり、その片鱗は晩年の自宅の様子に見ることができる。

 ガルシアがインターネットがデフォルトになる前に死んだことは、かえすがえすも残念だ。ネットによる情報の洪水をガルシアならばある程度まで裁き、余人になしえないものを生み出したのではないか。「ある程度まで」とはたいしたものではないかもしれないが、われわれは誰もその程度すらできていない。ただ、水面の上にかろうじて鼻と口を出し、あっぷあっぷしているだけだ。ガルシアならば、泳ぐとまではいかなくとも、波乗りをするように情報の洪水に乗ってみせてくれたのではないか。

 ガルシアは何よりも一個の芸術家だった。そして20世紀後半にあって、芸術に何ができるか、実験しようとした。いやむしろ、実験することそのものが芸術だと確信していた。デッドの奇蹟は、この確信を何人もの人間が共有したことだ。バンド・メンバーだけではない。マネージャーやアイリーン・ロウのようなスタッフ、サウンド・エンジニアからコンサート会場に設けられた託児所の担当者まで。さらにこの確信はデッドヘッドたちの支持を得る。デッドの音楽を聴くことは、実験に参加することだ。それによって何かを得るためではなく、参加することそのものに価値がある。デッドヘッドとはその確信に共鳴し、聴衆として参加していった人びとだ。

 これは20世紀後半のアメリカにおける芸術かもしれない。とはいえ、ガルシアはこの実験を始動し、推進しつづけた。それによって芸術を変え、世界を変えた。どう変えたかはここではまだ問われない。それはもっと時間が経ってからの課題だ。たとえば昨年の Peter Richardson, NO SIMPLE HIGHWAY: a Cultural History of the Grateful Dead はその問いに答える試みのひとつだ。その変化の方向、性格は、従来芸術家が変えてきた方向や性格とは根本的に異なるということは、この本の主張でもある。

 もちろん、ガルシアはそうした変化を起こした張本人としての報いを受ける。53歳であっけなく死んでしまったのはその最たるものだ。死因は心筋梗塞。麻薬中毒ではない。体調の不良を本人も周囲もドラッグのせいと思い込み、その治療をしようとした。が、実際には血管が詰まり、細くなっていたのだ。永年の偏食と不摂生のためである。

 本書はガルシアの死の直後、著者が執筆を依頼される形でプロジェクトが始まり、1997年に原稿がほぼ完成し、1999年に刊行された。著者はさらに本の中ではスペースなどの事情により使えなかった資料や背景情報を自分のサイトにアップしている。これもハンパな量ではない。

 著者は1970年にデッドに遭遇し、熱烈なファンとなり、ファンジンを発行してデッドヘッドの活動のノードのひとつとなる。デッドのライヴ・アーカイヴ録音のライナーを多数書いている他、未発表ライヴ録音のアンソロジー《SO MANY ROADS》の編者の一人であり、楽曲解説を書いてもいる。これはデッドの全キャリアから選りすぐった録音を集めているが、ここに収められた録音のほとんどは公式の形ではまだ他にはリリースされていない。

 それにしても53歳という年齡にはなにか呪いがあるのか。アメリカの生んだもう一人の芸術家フランク・ザッパも53歳で死んだ。そしてコードウェイナー・スミスが死んだのも53歳だった。(ゆ)

 後藤さんはどうやらジャズ・マニアというよりは音楽マニアであるらしい。いろいろある中で最も好きなものはジャズになったが、もともとは音楽そのものがお好きなのだ。

 このイベントに参加し、またその後の打ち上げであらためて「ディスクチャート」を始めた事情をうかがうとそう思う。

 シュガー・ベイブを生むことになったディスクチャートでかかっていた音楽の一端に触れてみると、ブラックホークでかかっていた音楽の性格がまた新たに浮かびあがる。

 松平さんは1970年代後半に現われた「シティ・ミュージック」を嫌った。それまでブラックホークが高い評価を与え、店の売り物としてきた音楽の内部からの変質、それも悪い方への変質とこれを捉えた。ミュージシャンたちの内部から湧きあがるものではなく、市場の圧力に負けた「商品」とみなした。

 そのこと自体に論評を加える資格はあたしには無いが、一方で、ディスクチャートの音楽に触れてみると、「シティ・ミュージック」がブラックホーク流ロックからそれほどかけ離れたものだとも思えない。むしろ、ブラックホーク流ロックが向かう方向としては必然的なものの一つに聞こえる。

 その前にブラックホークとディスクチャートの音楽の性格を乱暴に分けてみれば、前者は田園を志向し、後者は都会に向かう。前者は様々なものにからめとられることを恐れずに原始を掘り起こそうとし、後者はあらゆるしがらみから脱け出すことで洗練をめざす。シュガー・ベイブはそれを日本語でやろうとし、ある程度成功する。その成功の度合いを計るには、おそらく現在日本語ネイティヴが実現しているアイリッシュ・ミュージックのレベルが基準にできるだろう。

 ディスクチャートで選曲をしていた長門さんたちが、どこでどのようにあの音楽と出会うのかはまた別に聞いてみたいが、ディスクチャートの音楽が可能になったのは後藤さんが選曲に関しては長門さんたちに任せたからだった。

 ジャズ喫茶を始められた時、後藤さんはジャズ・ファンではなかった。父君の店の地下のスペースの活用が先で、ジャズ喫茶はそのための方策だった。ジャズは後から勉強されている。それは「勉強」という言葉が適切なものだったらしい。どこが良いのかわからず、好きでもないものを理解しようとする努力だったからだ。「理解」とはこの場合、言葉によるもの、アタマによるものではなく、感覚、カラダによるものだ。このことは著書のあちこちにも書いておられる。

 ディスクチャートを始めたのは、そのジャズに行き詰まりを感じ、当時「新しい」音楽だったロックに可能性を見たからだという。松平さんがブラックホークをジャズ喫茶からロック喫茶に転換するのはその少し前だが、やはりジャズに行き詰まりを感じていたからだ、というのは興味深い。

 ブラックホークがロック喫茶として「成功」し、ディスクチャートは半年で閉じたのはなぜか、はまた別に興味深いところだが、当時は原始志向が時代の気分だったのだろうと今は言っておく。

 一方で、ロック喫茶として成功したブラックホークは今や想像の共同体としての存在となり、ジャズ喫茶として続けることになったディスクチャート、現在のいーぐるはもうすぐ半世紀の節目を迎えようとしている、というのにも、どこか苦い感覚が残る。これは歴史の皮肉の一つであって、別にいーぐるのせいでも、後藤さんのせいでもないことはもちろんだ。強いて言えば、それは、人工の産物としてのロックと、自然発生した音楽であるジャズの根本的な生命力の違いということになる。ディスクチャートがもしロック喫茶として成功していたら、おそらくはこうして40周年を記念するイベントは開かれなかっただろう。いーぐるも無く、様々な音楽に触れることができる拠点も無く、我々はあてどなく漂流していただろう。

 漂流にはそれなりの利点もあるはずだが、こうしていーぐるに来れば、ジャズに限らず、他では接する機会の限られる音楽に出会うことができるのは、まず幸運なことではある。ここに無いのはクラシックとメビメタだろうか。それだって、これから先も無いかどうかはわからない。

 とりあえず、関口さんのユダヤ音楽や岡本さんの日本のラテンは行くべし、と思う。(ゆ)

というイベントが毎月最終水曜日に東京・高円寺の「ミッションズ」であるそうですが、今月はハープの坂上真清氏のバンドが出演する由。

 イベントの MySpace でオラン以外の各バンドのサンプルが聞けます。

 個人的には坂上道弘氏のいるチェロ・トリオが気になる。(ゆ)


08/27(水)
高円寺ミッションズ
open 18:30 start 19:00
チケット:予約2,000円 当日2,300円 ドリンク別
予約:03-5888-5605
   kouenji-missions@kkf.biglobe.ne.jp
問合:POSEIDON
出演
CotuCotu(cello trio:坂本弘道、佐藤研二、三木黄太)

ハンドリオン
 坂上真清:celtic harp、藤野由佳:accordion、じょん:fiddle

オラン with オヤジミュゼッツ (accordion/女性vocal with
星衛:cello、くどうげんた:percussion)

音楽絵ほん(アストゥーリアスの筒井香織:clarinet & 川越好博:piano
と井利智子:cello)
公式サイトにもサンプルあり。

 昨日は今年最初の Winds Cafe でした。

 昨年1月に続き、長門芳郎さんと川村恭子さんのコンビニよる、1970年代日本のロックと洋楽の蜜月をお宝音源と映像で探る企画。

 具体的には細野晴臣氏と Lovin' Spoonful を鍵として、この二つの交流を検証していったわけですが、個人的に発見だったのは、細野さんの音楽にニューオーリンズのセカンド・ラインの色と味が濃厚なこと。昨年のライヴでは、日本の若いザディコ・バンドと共演し、アンコールに〈ジャンバラヤ〉をうたったそうですが、単にリズムをもってきただけでなく、メロディ・ラインや歌詞にまでニューオーリンズがしみ込んでいて初めてあの味わいが生まれるのでしょう。細野さんがシンガーとして立派なのも、そのリズム感ないしビート感、具体的にはアクセントの置き方のうまさにあると思いました。

 Lovin' Spoonful では、最後のほうに出てきたウッディ・アレンの映画 "What's Up Tiger Lilly?" が面白い。60年代日本製B級スパイ・アクション映画を台詞の吹き換えと編集でまるで別の映画に仕立てたものだそうですが、その中にまったく唐突にラヴィン・スプーンフルの演奏シーンがほうりこまれていました。

 来月、02/17(日)の Winds Cafe 134 は、小生と2ヶ月連続登場の川村恭子さんとで、イングランド音楽の現在を聞いてみます。


 オマケで、iTunes 自動ローカライズ問題、つまりジャンル名を勝手に日本語に変えてしまう機能を解決するソフトがでています。Mac OS X 専用です。
Tune-up iTunes 7.6

 他にもシフトJISのタグ管理などもできるらしい。(ゆ)

 今月18日(金)夜10時からの
NHK総合「プライム10」の
「阪神淡路大震災」特集番組に
ソウル・フラワー・ユニオンが登場するそうです。

 昨年暮れに神戸・長田神社で行った
ミニ・ライヴと中川・伊丹両氏へのインタビューが
放映されるらしい。

 この番組は11時半までですが、
その中の
「絆・被災地をつなぐ“こころの歌”」〜阪神淡路大震災から13年〜
というコーナーだそうです。

 この件では関西では何度もテレビに出たりしていますが、
全国区では初めてじゃないかな。

 テレビですし、ニュース・ショーの一部ですから
あまり期待はできませんが、
やはり必見です。


 ライヴとしては3月下旬には『闇鍋音楽祭2008』が
大阪と東京で二日間ずつありますが、
ソフトのほうでも2月に昨年2月の辺野古でのライヴを収めた DVD + CD が、
また3月には2枚組 CD《満月の夕〜90's Singles》が出るそうです。

ブラック・ホーク伝説表紙  音楽出版社からCDジャーナルムックの1冊として明日10/29発売です。
 B5判、160頁、定価1,905円+税。ISBN978-4-86171-035-3

 表紙のイラストは山下セイジ氏。ちなみに、右端の青年が抱えているレコードはニック・ドレイクの《FIVE LEAVES LEFT》。

 内容はまずこちらをどうぞ。

 細かいことは言いますまい。松平さんの「代表作」が活字で読めます。個人的にはボシィ・バンドの《OUT OF THE WIND, INTO THE SUN》のライナーがベスト。もっともこれは「すぎひらこれはる」名義なので、いつもの語り口とは様子が違います。むしろそれだけに、松平さんの詩人としての魂が爆発しています。

 「ブラック・ホークの選んだ99枚のレコード」の中のものも含めて、ぼくら(と言っていいと思う)はなによりも松平さんのこうした文章に導かれ、決定的な影響を受けていたのでした。店というハードウエアだけでは、「ブラック・ホーク」の影響力はありえなかった。松平維秋という「作家」、ソフトウェアがそこで動いていたからこそ、例えば「名盤探検隊」が生れ、「ブリティッシュ・トラッド」からアイリッシュのブームにつながり、そして、世紀が変わってからこういう本が生れたのです。

 この本で松平さんの文業の一端に触れ、もっと他のものも読みたくなった時には、こちらをどうぞ。ここには、およそ公に発表されたものが網羅されています。

 あれ、「すぎひらこれはる」名義のものが、一部抜けてるのかな。


 余談ですが、オーナーだった水上氏へのインタヴューの中で、「ブラック・ホークといえばトラッドという人がいる」趣旨の発言がありますが、巻末のエッセイで船津潔さんも強調しているように、「ブラック・ホーク」のなかでも英国やアイルランドのトラディショナル音楽はマイナーでした。「ブリティッシュ・トラッド愛好会」を松平さんや森能文さんたちが作ったのも、少数かつばらばらだったファンを集めようというのが意図の一つだったはず。「ブラック・ホーク」で聞ける音楽の主流はやはりアメリカン・ミュージックで、ザ・バンドやジャクソン・ブラウンが頂点にいたのです。

 ただ、「ブラック・ホークといえば(ブリティッシュ・)トラッド」というイメージが、もし世の中の一部にあるとすれば、それもまた興味深いことではあります。(ゆ)

 ソウル・フラワー・ユニオンの新作マキシ・シングル《寝顔を見せて》が11/28にリリースされます。8曲入り、うち1曲は新曲〈寝顔を見せて〉のインスト・ヴァージョン。5曲は最近のライヴからの録音。定価税込み1,780円。

 トラック・リストです。

1. 寝顔を見せて
2. 辺野古節〈アコーティック・ヴァージョン〉
3. そら(この空はあの空につながっている)
4. 野づらは星あかり
5. フリー・バルーン
6. レプン・カムイ(沖の神様)
7. 満月の夕
8. 寝顔を見せて〈インスト〉

 ご覧の通り、今回は比較的スローな、じっくり聞かせるうたを集めてます。

 これが聴かせる。まずタイトル曲が良い。このところライヴに行けなかったので、初めて聞きましたが、ソウル・フラワー史上屈指の名曲だと思います。幸せからこれだけの名曲を生みだした中川さん、あんたはエライ。「半開きの口の寝顔」は、親でなきゃか書けない。それに「さあねんねしな 夜は更けた」に、ほんのちょっぴりですが、懇願の響きが聞こえるのもいい。

 〈辺野古節〉がまた名曲。辺野古の浜の砂にしっかり脚を踏んばりながら、点ではなく、環東シナ海(東中国海)文化圏あるいはもっと広い東アジアに広がってゆくイメージ。うたいましょう、祈りましょう。

 その後に続くライヴ録音も名演ばかりなんですが、特に感動したのは〈満月〉。このグルーヴは凄い。個人的にこのうたの録音としてはドーナル・ラニィ・バンドと共演した《マージナル・ムーン》収録のものがベストと思ってましたが、これはそれに匹敵ないし凌駕します。コーキとジゲン、あんたらはエライ。それに中川さんのヴォーカル。ラストに近く、「まんげつの、ゆうべ〜」と間に半拍、タメるところにシンガーとしての熟成を感じました。この曲だけでなく、中川さんの歌唱が光ってますが、やはりこのうたは格別。

 とまれ、今のユニオンのバンドとしての充実ぶりが、そのまま反映されてるんでしょう。こういうゆっくりじっくり聞かせる曲には、バンドの状態がよりはっきり現れるものです。これを聞いていると、ライヴに行きたくなってきました。(ゆ)

 今年のクロップレディで、《LIEGE & LIEF》のラインナップのフェアポート・コンヴェンションが再結成され、あのアルバム全曲を演奏するそうです。サンディの代わりはクリス・ホワイル。

 このラインナップでの演奏はこれが初めてではなく、昨年1月、BBC Radio 2 Folk Awards でアルバムが 'Most Influential Folk Album of All Time' を受賞した際、〈マッティ・グローヴズ〉を演奏しています。

 今年のクロップレディはフェアポート結成40周年でもあり、このアルバムが昨年夏、「ゴールド・ディスク」を受賞したことの記念の意味もあるんでしょう。

 ステージは08/10(金)の夜。

 ライヴDVDを期待しましょう。

 東京・吉祥寺でのユニークな「月刊」イベント Winds Cafe が諸般の事情により、今年から三軒茶屋に会場を移動します。

 今度の会場は、東急新玉川線三軒茶屋の駅から歩いてすぐのところだそうです。

 その「こけら落とし」が今月21日日曜日に開かれます。ゲストは長門芳郎氏と川村恭子氏。川村恭子さんは編集部(ゆ)が Winds Cafe に出たときにも「共演」していただいていますが、このお二人なら楽しいことになるのはまちがいなし。(ゆ)も出かけるつもりであります。

   *   *   *   *   *

 1997年1月にスタートした WINDS CAFE も、2007年には、ついに11周年目を迎えることになりました。これも、ご来場いただいた皆様、そして企画してくださった方々のおかげです。2007年からは吉祥寺から三軒茶屋へと場所を変更いたしますが、主旨に変更はございません。素敵な企画をたくさんご用意してお待ちしておりますので、どうぞお誘い合わせの上、お運びください。


            ● WINDS CAFE 121 in 三軒茶屋 ●

            【魔法を信じるかい? 日本のロックと洋楽の蜜月70's】

                長門芳郎(音楽愛好家) 
                川村恭子(カモノハシストな音楽愛好家その2)

              2007年1月21日(日) 午後1時30分開場

    レンタルスペースSF 東京都世田谷区太子堂2-12-10 TEL 03-3419-5449

入場無料(投げ銭方式)/パーティー用の差し入れよろしく!(主にお酒や食べ物)

13:30 開場
14:00 漠然と開始、同時に飲食OK
17:00 終了予定(予定は未定)、その後オークション


▼川村からひとこと

 川村恭子さんは、1999年 WINDS CAFE 27【ケルト音楽の正体――その浸透と拡散】で大島豊/おおしま・ゆたかさんを、2001年 WINDS CAFE 53【アメリカン・オールドタイム&フォークミュージック・コンソシウム】で山田裕康さんと松澤秀文さんをフィーチャーしてくださり、また同年 WINDS CAFE 56では内容が内容だけに覆面で「かものはしすと」として【「こんなん、出ちゃいました〜。」from late 60's to early 70's 日本語のふぉーくとロック、レア音源大会】を企画進行してくださいました。

 今回は、恭子さんにとって、最も原点に近い方、あの長門芳郎氏をお迎えしてのコアな時間を企画してくださいました! いやあ、これは大変だ。「できれば、みんな飲み食いしながらダラダラやろー。サロンみたいな感じでね! っつうわけで、食い物、飲み物、持ち込みよろしくです」との伝言も仰せつかっております故、どうぞ自分の分、他の方にシェアする分の飲み物・食べ物をお持ちの上、遊びにいらしてください。


▼川村恭子さんからの手紙

 川村龍俊さんからお話があって(ヤヤコシイですが、同じ川村ですが親戚じゃないよー/笑)、栄えある移転第一回の WINDS CAFE、こけら落としをさせていただくことになりました。

 以前には大島豊さんらをご紹介させていただき、今回はまたもや音楽の賢人である長門芳郎さんをご紹介させていただきたいと思います。

 長門さんは、日本の良質なロックシーンと洋楽との架け橋になるようなすてきな仕事をされております。

 WINDS CAFE にいらしている方の中には、かつて骨董通りにあった輸入盤店、パイドパイパー・ハウスに通われた方もいらっしゃるかと思いますが、パイドパイパー・ハウスのオーナー店主でもありました。

 日本では、細野晴臣さんのティン・パン・アレー時代のマネージメントやシュガー・ベイブのマネージメントをし、その間に作り出された音楽は今も日本のロック史に欠かすことのできない名盤としてあげられています。

 また、ジョン・サイモンやハース・マルティネスなどのアルバム制作、アルゾ・フォンテの日本でのリリース、ベアズヴィル・ボックスを世に送り出すなど、ほんとうに良質の音楽を愛情と信念をもって、紹介されている方です。

 そして、なんとおそるべきことに、いつでもお会いするたびに長門さんのカバンの中からはほんとに貴重ですてきな音楽や映像が、そしてその資料がスルスルと飛び出してくるのです! 見たことのない映像、知ってるはずの音楽なのに聞いたことのないヴァージョン、「魔法を信じるかい?」まさしく、魔法のようです。

 アメリカと日本の不思議で楽しい音楽の関わりを、あまりうまくまとめられませんが、楽しんでいただければうれしいです。

 あ。そうだ。堅苦しくなる必要はありません。長門さんも私も相当なダジャレ好きです。ヒドイもんです(笑)。お気軽に音の静かなシンガーソングライターものをかけてるロック喫茶に立ち寄ったと思って、お気に入りのお茶やお菓子、お酒、食べ物などを手に、足を運んでください。


▼プロフィール

長門芳郎(ながと・よしろう):音楽愛好家。音楽プロデューサー、音楽ライター。70年代初期から後期にかけ、シュガー・ベイブ(山下達郎/大貫妙子ほか)、ティン・パン・アレー(細野晴臣/鈴木茂/林立夫)のマネージャーとして、コンサート/レコード制作に携わる。70年代末〜80年代末には、南青山の輸入レコード店パイド・パイパー・ハウスの店長/オーナーを続けながら、ピチカート・ファイヴのマネージメント、海外アーティストのコンサートをプロデュース。ヴァン・ダイク・パークス、ドクター・ジョン、リチャード・トンプソン、フィービ・スノウ、ダン・ヒックス、ジョン・サイモン、ローラ・ニーロ、ピーター・ゴールウェイ、NRBQ、ハース・マルティネス、MFQほか多数の来日ツアーを手がける。80年代末にヴィレッジ・グリーン・レーベル(ポニーキャニオン)をスタートさせ、海外アーティストのレコード制作に携わる。98年からは、ドリームズヴィル・レーベルのレーベル・プロデューサーとして、数多くのアルバム制作を行なっている。以上の仕事の傍ら、70年代から現在まで、数多くの洋楽アルバム/CDのリイシュー企画監修、アート・ディレクションを行い、その総数は800タイトル以上。現在音楽番組「ようこそ夢街名曲堂へ!」にレギュラー出演中。 著書に「魔法のBEAT」(MF WORKS)がある。

●川村恭子(かわむら・きょうこ):謎のかものはしすとってことで(苦笑)、音楽を中心とする文筆業。リアルタイムで数多くのアーティストのステージを体験している事もあり、60年代以降の日本のロック/フォーク・シーンの造詣の深さでは一目置かれる存在。19歳〜20歳、学生ながらNHK-FM『サウンド・ストリート』では坂本龍一、佐野元春らと共にDJを担当。後、糸井重里、細野晴臣ら協力の下ペンギン・カフェ・オーケストラ初来日時のパンフレット制作を機に本格的に文筆業の世界に入る。1995年には70年代に大阪で行われていたあの伝説のイベント「春一番コンサート」復活の立役者の一人としてプロデューサーである福岡風太のアシストをつとめる。また poetry reading の日本初の野外イベント「UENO poetrycan jam」の主催チームに参加、1500人を動員。WOWOW、NHK-BSなどの70年代の音楽を特集した番組のリサーチ、企画、構成なども手がける。So-net 会員向けストリーミング番組、 wonderjuke では長門芳郎氏とともにショーボート・レーベルのナビゲート中でもある。編著書に『THE BOOM 海を渡る唄』、『イカ天年鑑』、『Fの時代』、『風都市伝説―1970年代の街とロックの記憶から』など。また「春一番72年10枚組」BOX再発、朝日新聞社AERA別冊「AERA in FOLK」、世界で初めてのドラマーのコンピレーション盤、林立夫『NON VINTAGE』選曲に関わる。一昨年から始まった狭山でのハイド・パーク・ミュージック・フェスティバルの音楽制作部門のスタッフでもある。

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▼以下は WINDS CAFE 公式サイトでご確認ください。

 会場地図
 オークションについて
 予告編
 過去の企画

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 WINDS CAFE とは、1997年1月から、川村龍俊が、音楽を中心に美術演劇映画などさまざまなジャンルの方々に企画していただきながら続けている、イベント+パーティーです。

 いわゆる「オフ会」ではありません。

 基本的に入場料は無料、出入り自由で、パーティーでの飲食は参加者のみなさまからの差し入れを期待しております。

 ご来場にあたって予約は必要ありません。

 WINDS CAFE のコンセプトは、「好きなことやものを楽しんでいる人と一緒にいるのはなんて楽しいことだろう」です。出演を依頼するときには、このコンセプトを共有していただけることが条件になっています。

 第1回から第120回までは、現代陶芸家の板橋廣美氏の私邸である、東京吉祥寺の空中庭園 WINDS GALLERY を会場として行ってきましたが、2007年1月の第121回からは、建築家の藤村貞夫氏の私邸である住宅街の隠れ家「レンタルスペースSF」にて開催します。

 それでは2007年1月21日(日)に三軒茶屋でお目にかかりましょう。



川村龍俊+幸子

 ソウル・フラワー・モノノケ・サミットのリーダーで、ソウル・フラワー・ユニオンのメンバー、そしてドーナル・ラニィ夫人であるヒデ坊こと伊丹英子さんが実行委員会の代表を務めるイベントが、2月下旬、沖縄名護市の辺野古であるそうです。

 ヒデ坊が阪神淡路大震災によるモノノケの誕生以来断続的に続けている「つづら折りの宴」の特別版というところでしょうか。昨年2月に第1回が行われ、今回、規模をさらに大きくしての開催です。

 このイベントのプレイベントとして、今月下旬、東京と大阪で「つづら折りの宴」があります。モノノケが東京に来るのは久しぶり。共演のDUTY FREE SHOPP. × カクマクシャカは、昨年夏に那覇で開かれた「つづら折りの宴」にも出ていたラップのグループ。正直ラップのライヴは初体験でしたが、かなり強烈におもしろく、これならラップもいけるではないのと思ったことであります。

 イベントの趣旨からして、実際に行けるかどうかわからずとも、チケットだけでも買うべしですが、ドーナルと梅津和時氏の共演には眼が点になりました。何が起きるのかさっぱり予想もつきません。梅津さんがやるアイリッシュ? 一体それは何だ? それを確かめるためだけでも、行きたいところ。うーむ、悩む。

--引用開始--
 2月24-25日、沖縄県名護市で開催するライブのお知らせです。沖縄県内外から多数のアーティストが参加。会場には美味しい手料理のブースも登場。グラフィティ・アーティストによるライブペインティングなども予定されています。このメールの末尾には東京(01/20)と大阪(01/21)のプレイベントのお知らせもあります。

 皆様お誘い合わせの上、ふるってご来場下さい。

★★★★Peace Music Festa!辺野古'07★★★★
〜わったー地球(しま)はわったーが守る〜

02/24(土)・25(日)
辺野古ビーチ(沖縄県名護市)にて
(雨天決行・荒天中止)
開場12:00 開演 12:30 終演20:00

前売2300円 当日2800円(1日券)
中学生以下及び65歳以上は無料(要学生証・身分証等)
プレイガイド/チケットぴあ、ファミリーマート、ほか

 会場までの交通、会場での諸注意などの詳細は、ピースミュージック公式サイトでご確認下さい。

<お問い合わせ>
ピースミュージック
  でんわ 090-6863-5872
  メール
  サイト


★★
 知っていますか? 今沖縄県名護市辺野古の浜に、新しい米軍基地が建設されようとしていることを。地元では、納得できないオジーオバーや市民団体が900日(06'年11月現在)を超える座り込みを続け、昨年は市民団体による命賭けの海上での阻止行動が展開されました。

 私たちは「より多くの人達がこの問題を身近に感じられるきっかけを作りたい」という想いから、2006年の第一回に引き続き、2007年2月に『Peace Music Festa! 辺野古'07』という音楽祭を現地で開催します。更に今回は、沖縄以外の人達にも決して他人事ではないこの現状を知ってもらおうと、このイベントを開催することになりました。

 観光立県や癒しの島というイメージを売る一方で、米軍基地を置き日常的に戦闘機が飛び交い、事件事故の脅威にさらされる沖縄。ひとたび「有事」になればここは真っ先に「最前線」になります。イラク戦争へも沖縄から兵士が飛ちました。

 平和の発信地、温かい人々、伝統・歴史・文化を大切にする島、自然の豊かな島、青い海、青い空…、これらと基地は本当に共存できるのでしょうか? 未来の子供たちに平和な地球(しま)を残す為に、出来る事を一緒に考えてみませんか?

2006年11月15日
Peace Music Festa! 辺野古'07 実行委員会
代表 知花竜海 平野雅章 伊丹英子


★★出演者(01/06現在)
【02/24(土)】
ソウル・フラワー・モノノケ・サミット(大阪/アジールチンドン)
DUTY FREE SHOPP.(読谷/ミクスチャー)
ドーナル・ラニー with 梅津和時、近藤ヒロミ(アイルランド/アイリッシュ)
照屋政雄 with 仲本興治(コザ・山原/沖縄民謡)
寿[kotobuki](沖縄・広島/沖縄ポップ)
Shaolong To The Sky(コザ/ロック)
ノマ アキコ[GO!GO!7188](鹿児島/ポップス)
YOUL & Amina(ギニア/アフリカン)
COCOTABO(大宜味/レゲエ)
うつみようこ(大阪/ロック)
TRINITY club BAND(那覇/レゲエ)
勢理客オーケストラ(浦添/ジャズ)
and more…

【02/25(日)】
U-DOU & PLATY(コザ・東風平/レゲエ)
NANJAMAN(横須賀/レゲエ)
琉球LION(那覇/レゲエ)
ソウル・フラワー・ユニオン(大阪/ロック)
KACHIMBA1551(宜野湾/サルサ)
新良幸人(石垣・八重山/民謡)
PAPA U-Gee with ZION HIGH SESSION(静岡/レゲエ)
カクマクシャカ(具志川/ヒップホップ)
KZ[G.A.C](浦添/レゲエ)
King Jam Session(糸満/ヒップホップ)
山原Ragga兄弟(名護/レゲエ)
花バンド(名護/民謡ポップ)
Cyclub (大阪/ロック)
and more…

※出演者は予告なく変更になる場合があります。
あらかじめご了承ください。


★★東京プレイベント
<つづら折りの宴 〜わったーしまは わったーがまもる>
01/20(土)@スターパインズカフェ(吉祥寺)
ソウル・フラワー・モノノケ・サミット/
DUTY FREE SHOPP. × カクマクシャカ/サヨコオトナラ
ほかゲスト有り。
18:30開場 19:00開演
前売り3600円/当日4000円(別途1ドリンク600円〜)
チケット発売所:スターパインズカフェ(SPC)、チケットぴあ
※学生500円引き (要学生証提示:SPC店頭、SPCメール予約のみ対象)
<お問い合わせ>スターパインズカフェ 0422-23-2251

★★大阪プレイベント
<つづら折りの宴 〜わったーしまは わったーがまもる>
01/21(日)@バナナホール(大阪市北区)
ソウル・フラワー・モノノケ・サミット/
平良夏芽/ DUTY FREE SHOPP. × カクマクシャカ
18:30開場 19:00開演
前売り3500円/当日4000円(別途1ドリンク500円)
チケット発売所:チケットぴあ、ローソンチケット、バナナホール
<お問い合わせ>バナナホール 06-6361-6821

 今年の「ケルティック・クリスマス」の締めくくり、ルナサの横浜公演に潜りこんできました。上大岡駅の真上、という立地のせいか、ルナサのライヴは初めてらしいお客さんも結構いたらしく、ライヴ後のサイン会は長蛇の列。CDの売上も上々だった由。

 ライヴそのものはやはりルナサ。きっちりアレンジしてあるはずなのに、今ここで即興でやってるように聞こえます。キャラ・バトラー&ジョン・ピラツキーのダンスも良いアクセント。アンコールではイスにすわっての「足踏み」も見られました。

 ただ、ギターが代わったことで、以前のような、ぴーんと張りつめた緊張感が薄れてはいます。そのゆるさがこれからどうなってゆくか。悪くすればバンドの有機的つながりがばらけてゆく可能性もありますが、今はむしろ余裕と遊びに表れていると見えました。キリアンのパイプが鍵を握ってゆくかもしれません。

 個人的なハイライトは、ショーンをフィーチュアして、ギターとベースとのトリオで聞かせた「新曲」。大好きな《バックス・オヴ・オランモア》で仕上げるメドレー。

 バンドの真横、というよりやや後ろの二階席、聞こえるのはほとんどミュージシャン用のモニターの音ではないかという位置で聞いたのも、良い経験でした。


 さて今年最後のライヴが終わったばかりのソウル・フラワーですが、来年はまた「月刊」でライヴがあるようです。

 まずはモノノケ。2月の辺野古は行きたいんですが、上旬のカトクリ&ハウホイを追っかけしなくちゃならないしなあ。悩む。

 ユニオンは「爆音」で耳をやられることが多かったのでここ数年敬遠していましたが、今の音はいいよ、とのことなので、春は行こうと思うとります。

   *   *   *   *   *

 2007年の幕開けと同時に、モノノケ・サミット首謀者?伊丹英子が仲間と共に「つづら折りの宴〜わったーしまは わったーがまもる」を開催!! 2月の沖縄にはソウル・フラワー・ユニオンも出演! 2007年はモノノケとユニオン、ダブルで幕開けしよう!
 また、3月〜はソウル・フラワー・ユニオンのツアー『闇鍋音楽祭 2007 〜41歳の春だから……』も大決定!!  東京・大阪はゲスト出演ありの2DAYS!!

ソウル・フラワー・モノノケ・サミット「つづら折りの宴〜わったーしまは わったーがまもる」
▼01/20(土)<東京> 吉祥寺スターパインズカフェ
▼01/21(日)<大阪> バナナホール
▼02/24(土)<沖縄> 沖縄 Peace Music Festa! 辺野古'07
▼02/25(日)<沖縄> 沖縄 Peace Music Festa! 辺野古'07

ソウル・フラワー・ユニオン『闇鍋音楽祭 2007 〜41歳の春だから……』
▼03/24(土)<大阪> Shangri-La
▼03/25(日)<大阪> Shangri-La
▼03/27(火)<名古屋> TOKUZO
▼03/31(土)<東京> Shibuya O-WEST
▼04/01(日)<東京> Shibuya O-WEST

★ニューエスト・モデルDVD「ニューエスト・モデル LIVE 9202」1/26発売決定!! 92年2月日清パワーステーションにて行われた伝説のライヴがDVDとなってリリース決定!!

★レアな情報満載! ネットマガジン「魂花時報」読者募集中!!
お申込はbreast ONLINE shopへ!

★「ゴースト・ヒッツ 00〜06」「デラシネ・チンドン」breast ONLINE shop限定特典付き通販実施中!!

その他、SFU・SFMS情報は、オフィシャルサイトにて。

 このところ、CDの虫干しと iTunes にジャケ写(「アートワーク」と称する)を取りこむのにはまってしまい、正直、他のことはどーでも良くなりつつあるのですが、"Stop making sense." という呼びかけに習い、ライヴのお知らせを二件ほど。

 一つはトゥクトゥク・スキップのイベントとしてメルマガにも載せてますが、結局脱線展開して、トゥクトゥク・クラッシュ?!★として「平成ミンストレル・ショウ」に出ることになったそうです。


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こんばんは、トゥクトゥクよねっちです。徐々に秋も深まり涼しくなってきましたが如何お過ごしでしょうか? この度トゥクトゥクは、季節の移り変わりとも無関係な熱い・速い新ユニットを新たに発進! 来週10/9、『トゥクトゥク・クラッシュ?!★』誕生です。よねっち(mandolin)&やまねー(guitar)、2人きりでギリギリすれすれパフォーマンス、普段のトゥクトゥク・スキップでは演らないネタも披露しますよ。皆さん事故らないでね〜♪
★10/09(月・祝)@高円寺Moon Stomp
【平成ミンストレル・ショウ 其の壱四】
<出演>トゥクトゥク・クラッシュ?!★の他、計4バンド出演。
<時間>イベント開始18:30〜(トゥクトゥクは3番目ぐらいか?)
<料金>1,000円 (安〜う!)
<TEL>03-3310-6996

10/19(木)@下北沢440
【平成ミンストレル・ショウ 秋のスペシャル】
<出演>
・トゥクトゥク・スキップ (フォークダンスPOP?)
・町田謙介(魂の唄、ブルース)
・ヒネモス(大人になった鼓笛隊 いかれた音楽集団) 
・Mrナカサコと彼のナポリタンカフェオーケストラ(歌謡Swing)
<時間>18:30〜(トゥクトゥクは2番目19:15頃〜)
<料金>予約2,500円+ドリンク/当日2,800円+ドリンク
<TEL>03-5481-4165
 
By よねっち(トゥクトゥク・スキップ)
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 今一つは前回のベスト盤発売記念ライヴが絶好調だったソウル・フラワー・ユニオンの年末ツアー。アコーティック・パルチザンも含めると、「月刊ソウル・フラワー」ですな。
 今回のツアー用Tシャツの通販もする由。

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★ソウル・フラワー・ユニオン 『年末ソウルフラワー祭2006』開催決定!!
◎12/11(月)<大阪> 心斎橋CLUB QUATTRO
◎12/15(金)<神奈川> CLUB24 YOKOHAMA
◎12/16(土)<東京> LIQUIDROOM ebisu
※breast ONLINE shopにてチケット先行販売中!

★ソウル・フラワー・アコースティック・パルチザン
『ソウル・フラワー・ユニオン、BEST盤発売記念地方興行・アコースティック編』
◎11/15(水)<京都> 磔磔
◎11/16(木)<広島> 横川シネマ
◎11/18(土)<静岡> 浜松メリーユー
◎11/20(月)<東京> 吉祥寺 Star Pine's Cafe
◎11/22(水)<那覇> 桜坂劇場ホール
◎11/23(木)<北谷> Mod's
※チケットbreast ONLINE shopにて販売中!!

※ネットマガジン「魂花時報」読者には、breast ONLINE shopにてお申込いただくと、どのチケットよりも最優先でご入場できるチケットをご用意致します!

☆『ゴースト・ヒッツ』発売記念ツアーTシャツ通信販売開始!!
『ゴースト・ヒッツ00〜06』発売記念ツアー会場で販売し、大好評だった最新ツアーTシャツ「HENOKO Tシャツ」をbreast ONLINE shopにて、通信販売開始!!

★《ゴースト・ヒッツ 00〜06》もbreast ONLINE shop限定特典付き通販実施中!!
breast ONLINE shop

☆『ゴースト・ヒッツ00〜06』 発売記念ツアーアンケート受付中!!

その他、SFU・SFMS情報は、オフィシャルサイトにて。
 

 ここ数日、Bフレッツの装置のトラブルでネット接続が不安定になってました。マンション・タイプなんですが、建物に付いている集合装置がおかしくなったそうで、連日NTTの担当者が来て、その時は治るも数時間でまたつながらなくなる、のくり返し。接続は切れてしばらくするとつながったり、つながったと思うととたんに切れたり、でまことにスリル満点。しまいにはつながるのを待つのも飽きて、しばらくネットは諦め、そうするとMacの前に座る時間も減りました。なかなか健康的な時間でありました。
 結局、その集合装置全体を2回交換して、ようやく安定したようであります。

 Bフレッツにつながらなくなるトラブルはちょうどひと月前にも発生し、その時は我が家の終端装置交換で治りました。今回は次のトラブルまでどれくらい保つか、楽しみであります。

 はじめ、いきなり「PPPoE ホストを捜しています」と出て、接続が切れだしたときには半分パニックに陥りましたが、今はいずれまたつながるさとのんびり構えられるようになりました。

 と、これだけではつまらないので、情報も一つ。

 ソウル・フラワー・アコースティック・パルチザン(中川・奥野・リクオの3人、沖縄はリクオに代わって伊丹・仲村奈月が参戦!)による全国ツアー『ソウル・フラワー・ユニオン、BEST盤発売記念地方興行・アコースティック編』がおこなわれるそうです。

 個人的にはモノノケの小型版ででも細かく地方を回って欲しいところ。



ソウル・フラワー・ユニオン、BEST盤発売記念地方興行
アコースティック編

◎11/15(水)<京都> 磔磔
◎11/16(木)<広島> 横川シネマ
◎11/18(土)<静岡> 浜松メリーユー
◎11/20(月)<東京> 吉祥寺 Star Pine's Cafe
◎11/22(水)<那覇> 桜坂劇場ホール
◎11/23(木)<北谷> Mod's
 広島・浜松・沖縄公演のチケットは発売中。京都は10/7、東京は10/28発売。
また、9/30よりbreast ONLINE shopにて、チケット販売開始だそうです。

 09/13発売のソウル・フラワー・ユニオンのベスト盤《ゴースト・ヒッツ 00〜06》のトラック・リストです。ニュー・ミックス5曲。全曲リマスタリング。40頁ブックレット付き。3,500円(税抜)。初回プレス分のみ、5曲入りDVDが付きます。

 09/24から10/02にかけて、発売記念ツアーもあります。

 ディスク、ツアーの詳しいことは公式サイトをどうぞ。


 08 は登川誠仁の《SPIRITUAL UNITY》からのトラック。

うたは自由をめざす ('06 Deracine Mix)
サヴァイヴァーズ・バンケット
永遠の語らい
世紀のセレナーデ ('06 Deracine Mix)
殺人狂ルーレット (Demonstration Version)
People Get Ready ('06 Deracine Mix)
荒れ地にて
緑の沖縄 ('06 Deracine Mix)
ビッグ・アップル
Crazy Love
フリー・バルーン
リキサからの贈り物〜東ティモール
そら
極東戦線以上なし!? (Alternate Mix)
神頼みより安上がり
不死身のポンコツ車 (Alternate Mix)
松葉杖の男

DVD(ヴィジュアル)のトラック・リスト
星降る島
神頼みより安上がり
零年エレジー
アンチェインのテーマ
満月の夕(1998.08.12 釜が崎でのライヴ)

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