確定申告の季節となり、計算のために昨年のファイルをコピーして iWork '08 の一角 Numbers で開こうとしたら落ちる。100%落ちる。表計算書類は全部アウト。AppleWorks の表計算書類も開けるとアップルのサイトでは謳っているぞ。AppleWorks のワープロ書類は Pages で開けた。その際、「警告」が出る。使われているフォントがないよ。それはそうだ。システムで使うフォントが変更になっているのだから。まさか、これが原因ではないよな。
公式サイトのディスカッション・フォーラムで質問したが、はかばかしい返事は得られない。先日も思いかえしたことだが、パソ通のニフティの Mac 部屋はすごかった。Mac のことなら何でも知っていて、しかもど素人相手に辛抱強く教えてくれる人たちが集結していた。トラブった時にはあそこを見れば、まずたいていは解決したものだ。単なる解決法だけではなく、原因のつきとめ方まで、懇切丁寧に教えてくれた。あの人たちはどこへ行ってしまったのだろう。
それでも Pacifist というパッケージ・ファイルの中身を見られるソフトを教えられたのは収穫。家の中をあさると、古い iBook のインストール・ディスクが出てきた。Pacifist で覗いたら AppleWorks 6.2.9(最終版)が見えた。そのままドラッグしてコピーに成功。Intel MacBook でもちゃんと起動し、昔の書類も開ける。
それにしても、原因はいったい何なのか。それがわからないことの方が不安。
午前中、市役所へ行き、住基カードの暗証番号を再設定。1年に1度電子申告の時しか使わないから忘れる。それにしても電子申告が増えれば、税務署の人員は余るだろう。年度末が近づいて、窓口は騒然。
朝刊に道路特定財源の特集記事。アメリカの高速道路はタダであることが比較に出ている。この国ではガソリンに上乗せされて徴収された税金で作られた高速道路を走るのに、さらに高い料金を払わされている。やはりわが国の民衆は人が好い。この半世紀、なんだかんだ言ってまず外国と戦争も起こさず、内乱や大規模暴動も起きずにやってこれたのは、このお人好しのおかげではあらふ。誉むべし。
一方で、わが国音楽文化の貧しさは高い高速道路のせいでもある。アメリカでもヨーロッパでも、ミュージシャンたちはヴァンに楽器とCDなどの売り物を載せ、自分で運転してツアーしている。会場は公民館や小さなホール、パブの二階。ハウス・コンサートも盛んだ。宿はファンや友人の家。それができるのは、高速も含めて、道路にはカネがかからないためだ。リスナーの方も、200キロぐらい、平気で車をとばしてライヴを見にゆく。
わが国では道路も鉄道も移動コストが高すぎるから、貧乏人は動けない。歩くか走るか自転車でどこまで行けるか。誰もかれも東京に集まりたがるのは、そのせいもあろう。山手線の内側なら歩いて動ける。もちろん、一度東京に入ると動けなくなる。生活環境がどんなに悪化しても、役人どもにいかに絞りとられようと、脱出は思いもよらない。
かくて東京は際限なくヒトとモノを呑みこみつづけるであろう。当然内部での圧力は高まってゆく。宇宙空間の一点に引力で集まるガスと同様、圧力が高まると熱が生じる。やがて中心の熱が臨界を超えると核融合反応が始まり、恒星が誕生する。東京が恒星となって輝きはじめる日も近いと思われる。(ゆ)
公式サイトのディスカッション・フォーラムで質問したが、はかばかしい返事は得られない。先日も思いかえしたことだが、パソ通のニフティの Mac 部屋はすごかった。Mac のことなら何でも知っていて、しかもど素人相手に辛抱強く教えてくれる人たちが集結していた。トラブった時にはあそこを見れば、まずたいていは解決したものだ。単なる解決法だけではなく、原因のつきとめ方まで、懇切丁寧に教えてくれた。あの人たちはどこへ行ってしまったのだろう。
それでも Pacifist というパッケージ・ファイルの中身を見られるソフトを教えられたのは収穫。家の中をあさると、古い iBook のインストール・ディスクが出てきた。Pacifist で覗いたら AppleWorks 6.2.9(最終版)が見えた。そのままドラッグしてコピーに成功。Intel MacBook でもちゃんと起動し、昔の書類も開ける。
それにしても、原因はいったい何なのか。それがわからないことの方が不安。
午前中、市役所へ行き、住基カードの暗証番号を再設定。1年に1度電子申告の時しか使わないから忘れる。それにしても電子申告が増えれば、税務署の人員は余るだろう。年度末が近づいて、窓口は騒然。
朝刊に道路特定財源の特集記事。アメリカの高速道路はタダであることが比較に出ている。この国ではガソリンに上乗せされて徴収された税金で作られた高速道路を走るのに、さらに高い料金を払わされている。やはりわが国の民衆は人が好い。この半世紀、なんだかんだ言ってまず外国と戦争も起こさず、内乱や大規模暴動も起きずにやってこれたのは、このお人好しのおかげではあらふ。誉むべし。
一方で、わが国音楽文化の貧しさは高い高速道路のせいでもある。アメリカでもヨーロッパでも、ミュージシャンたちはヴァンに楽器とCDなどの売り物を載せ、自分で運転してツアーしている。会場は公民館や小さなホール、パブの二階。ハウス・コンサートも盛んだ。宿はファンや友人の家。それができるのは、高速も含めて、道路にはカネがかからないためだ。リスナーの方も、200キロぐらい、平気で車をとばしてライヴを見にゆく。
わが国では道路も鉄道も移動コストが高すぎるから、貧乏人は動けない。歩くか走るか自転車でどこまで行けるか。誰もかれも東京に集まりたがるのは、そのせいもあろう。山手線の内側なら歩いて動ける。もちろん、一度東京に入ると動けなくなる。生活環境がどんなに悪化しても、役人どもにいかに絞りとられようと、脱出は思いもよらない。
かくて東京は際限なくヒトとモノを呑みこみつづけるであろう。当然内部での圧力は高まってゆく。宇宙空間の一点に引力で集まるガスと同様、圧力が高まると熱が生じる。やがて中心の熱が臨界を超えると核融合反応が始まり、恒星が誕生する。東京が恒星となって輝きはじめる日も近いと思われる。(ゆ)