4月28日・水
ビショップ、No Enemy But Time ゲラ続行。あと一息。
イーロン・マスクが火星への旅について、生きて帰れない可能性を「警告」したと CNN が報じる。しかし、今火星へ行こうと思うほどの人間が、帰ることなど考えるだろうか。あたしがもし行けるとしたら帰ることなんか考えない。火星で死ねれば本望だ。その点はロビンスンの『火星』シリーズの「最初の百人」をはじめとする初期入植者たちと同じ。かれらはとにかく火星に行きたかった。「最初の百人」のメンバーは、たぶんナディアを除いて、つきあいたいとはとても思えない連中ばかりだが、その感覚はよくわかる。地球に帰りたくなんか金輪際無い、その一点だけは心から共感して訳していた。
Synthax Japan から案内の来た冨田勲の『源氏物語幻想交響絵巻』の藤岡幸夫指揮・関西フィルハーモニー管弦楽団によるいずみホールでの録音を注文。Blue-Ray と CD の2枚に様々な形式でのファイルが収められるらしい。HPL の音や192/24と MQA の違いは楽しみ。琵琶、箏、龍笛、篠笛、篳篥、笙で計6人、プラス・シンセサイザーにフルオケという編成は、演奏・録音もさることながら、再生も簡単ではない。再生装置の性能や性格がよく出るはず。耳そのものも試されよう。音楽そのものはどうかな。
Apple Watch 3 に watchOS の新版がインストールできない件、TidBITS に従って直接のダウンロードを試みるができない。ペアリングをやりなおすのも面倒。これは高いモデルに買い換えさせようという Apple の陰謀であると判断して、OS のアップデートは無視することにする。(ゆ)