本体に書いてある表記ではこうなります。Petite では Go-Vibe になっていました。
まだ使用時間30時間くらいで、100時間超えてようやく本来の実力との説もありますが、もしそれが本当ならいったいどんなことになるやら、そら恐ろしいです。結論から言えば、もう Petite とは別物。とにかくこれで音楽を聞くのが楽しくてしかたがありません。よく、「こんな音が入っていたとは知らなかった」と言いますが、それだけでなく、新たに聞こえてくる音が音楽の奥行を広げ、魅力を増したり、新しい魅力を加えたりしてくれます。サウンドの組立方からミュージシャンの細かい癖や声の質まで、ありありとわかるようになります。だから、あれはどう聞こえるだろう、こっちはどうだ、と次から次へと聞きたくなります。レポートがなかなか書けなかったのは、それでなくても忙しいのが、聞きたくてたまらないのでますます忙しくなったせいもあります。
しかも、その楽しみがすこしも薄れません。オーディオ製品は当初は音の変化に驚き、喜んでも、しばらくすると慣れてきて、それが普通になってしまうのが常です。タイムドメインですらその点ではあまり変わりません。それが、少くとも今のところ、Magnum の魅力はまったく色褪せません。一瞬一瞬が新鮮な体験です。Magnum が見せてくれる、聞かせてくれる音楽は、ほんの一瞬たりとも「乾い」たところがありません。SP盤の復刻ですら、昨日吹きこんだように瑞々しい。むろん元の録音の質にもよりますが、SP盤は元来録音の質は良いですから、最新のデジタル録音よりも、きちんとした復刻の再生に製品の真の実力が現われるところもあるのでしょう。
新鮮さが薄れない理由のひとつは、使うにしたがって音質が良くなっていることもあると思います。Petite や Ver.5 に比べると、変化は大きいです。Petite より良いことははじめからわかりますが、その差がどんどん大きくなります。
一番の違いは、音の線の太さでしょうか。Magnum に慣れると、Petite の音はどこか線が細く感じます。Magnum は線が太いというより、音の中心に太くはないが丈夫でしなやかな芯が通っています。
こうしてみると、Petite は単四電池4本が電源で、Go-Vibe のクオリティを維持しながらどこまで小さくできるかがテーマだったとも言えます。その実験を踏まえて、今度は Go-Vibe シリーズ本来の 9V 電池にもどり、その上でサイズをぎりぎりまで小さくするのがテーマでしょうか。ただし、今回は 250mAh 指定です。これはいわば反則かもしれません。なにせ1回の充電で保つのが10時間です。充電そのものはその半分以下の4時間半でフルになるそうです。強力な電源が Magnum の高性能の裏にあることは素人にも推測がつきます。
電池は 9.6V 250mAh のリチウム充電池が1個付属します。中国製のようで、ブランドは「品性 ピンサー」です。MAHA のものよりわずかに厚みが薄く、Magnum の筐体はこれに合わせて作られていますので、他の電池はサイズからして使えません。ピンサーの電池を買えるところはまだ見つかりません。Jaben から買えないのか、問い合わせ中。検索で香港の模型販売サイトがひっかかりますが、Firefox や Opera はフィッシング・サイトだというのでまだ試していません。
外形は Petite をすこし厚くしたもの。幅と奥行は Petite とまったく同じ。厚さだけが5ミリほど厚い。この厚みは 9V 電池を入れるためのものですが、厚くなったおかげでパワー・スイッチ、ゲイン切替スイッチ、ベース調整ダイアルを上の段に置き、下段の入出力ジャックの間隔が広くなっています。おかげで ALO の Jumbo Cryo Dock も使えます。もっとも、まだそちらは使っていません。将来の楽しみにとってあります。今使っているのは、DOCK STARR の一番安いもの。これでもまずは充分です。右端に音量ダイアル。これは Petite と同じ。
ゲイン切替は3段階で、デフォルトは LOW になっています。まだ変える必要は感じません。ベース調整のデフォルトはミニマムのようで、これもまだ変えていません。100時間を超えたら試してみる予定。
裏蓋はネジ留めが2本になり、 USB ジャックが左上に移動、その下にACジャックがあります。AC アダプタは付属。マルチ電圧対応。
DAC のチップは Petite と同じ、Burr-Brown PCM2702。表の入力ジャックに何か刺さっているかどうかで DAC が切り替わるのも Petite と同じです。
厚みがあり、わずかながら重くなっていますが、iPod touch にマジック・テープで留めると、むしろ Petite より持ちやすいです。
あと何か、今書いておくべきことはあったかな。背景ノイズはゼロに等しいです。真っ黒です。無伴奏のソロ歌唱など、シンガーの息遣いから、場合によっては衣擦れまで聞こえます。いや、実際に聞こえるはずはありませんが、聞こえる気がするほど。
Petite と同じく、パワー・スイッチはオンにすると発行ダイオードの赤い光が点きます。電池がなくなってくると、これがオンの時でも消えます。また、再生音にノイズが混じるようになります。
価格は送料込み359USD。今のところ、Jaben Network から直接買うしかないようです。
こういうサイトもありますが、まだ未完成のようでもあります。
ここでは 349USD になってますね。売切れというのが一時的なものかどうかは問い合わせ中。
Jaben の Uncle Wilson は日本でも販売代理店を見つけたいと言ってますので、うまくみつかることを祈ります。中野のフジヤエービックあたりが扱かってくれるとよいのですが。Go-Vibe 5 のようなことはないんじゃないかなあ。
このところ、交通機関に乗る時以外は、ずっと KSC 35 で聞いているのですが、その潜在能力の高さに舌を巻いています。Magnum のバーンインにつれて、どこまでも音が良くなっていきます。フルサイズのものではそろそろ蒸し暑いこともありますが、ちょんと耳にかけるだけの手軽さと性能の高さを考えれば、コスト・パフォーマンスの良さは驚異的です。というよりも、ここまでくると、もはやコスト・パフォーマンスというようなレベルではなく、単純に価格とはかけ離れた性能ではないかとすら思えます。正直、K701 と比べても、K701 の方がややスペーシィなだけで、後はまったく遜色はありません。スペーシィというのは、自分のいる位置がたとえばステージからやや離れて、俯瞰的という感じです。KSC 35 ではミュージシャンはたいてい目の前にいます。
KSC 75 もいい線まで来てはいますが、35 と比べると、わずかながら雑なところがあります。KOSS が KSC 35 を二度までもディスコンにしながら、その度にユーザからの要望で(本家サイトの通販オンリーとはいえ)復活させたのも、むしろ当然のことでしょう。ティアックにもぜひぜひ国内発売していただきたいものです。(ゆ)
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まだ使用時間30時間くらいで、100時間超えてようやく本来の実力との説もありますが、もしそれが本当ならいったいどんなことになるやら、そら恐ろしいです。結論から言えば、もう Petite とは別物。とにかくこれで音楽を聞くのが楽しくてしかたがありません。よく、「こんな音が入っていたとは知らなかった」と言いますが、それだけでなく、新たに聞こえてくる音が音楽の奥行を広げ、魅力を増したり、新しい魅力を加えたりしてくれます。サウンドの組立方からミュージシャンの細かい癖や声の質まで、ありありとわかるようになります。だから、あれはどう聞こえるだろう、こっちはどうだ、と次から次へと聞きたくなります。レポートがなかなか書けなかったのは、それでなくても忙しいのが、聞きたくてたまらないのでますます忙しくなったせいもあります。
しかも、その楽しみがすこしも薄れません。オーディオ製品は当初は音の変化に驚き、喜んでも、しばらくすると慣れてきて、それが普通になってしまうのが常です。タイムドメインですらその点ではあまり変わりません。それが、少くとも今のところ、Magnum の魅力はまったく色褪せません。一瞬一瞬が新鮮な体験です。Magnum が見せてくれる、聞かせてくれる音楽は、ほんの一瞬たりとも「乾い」たところがありません。SP盤の復刻ですら、昨日吹きこんだように瑞々しい。むろん元の録音の質にもよりますが、SP盤は元来録音の質は良いですから、最新のデジタル録音よりも、きちんとした復刻の再生に製品の真の実力が現われるところもあるのでしょう。
新鮮さが薄れない理由のひとつは、使うにしたがって音質が良くなっていることもあると思います。Petite や Ver.5 に比べると、変化は大きいです。Petite より良いことははじめからわかりますが、その差がどんどん大きくなります。
一番の違いは、音の線の太さでしょうか。Magnum に慣れると、Petite の音はどこか線が細く感じます。Magnum は線が太いというより、音の中心に太くはないが丈夫でしなやかな芯が通っています。
こうしてみると、Petite は単四電池4本が電源で、Go-Vibe のクオリティを維持しながらどこまで小さくできるかがテーマだったとも言えます。その実験を踏まえて、今度は Go-Vibe シリーズ本来の 9V 電池にもどり、その上でサイズをぎりぎりまで小さくするのがテーマでしょうか。ただし、今回は 250mAh 指定です。これはいわば反則かもしれません。なにせ1回の充電で保つのが10時間です。充電そのものはその半分以下の4時間半でフルになるそうです。強力な電源が Magnum の高性能の裏にあることは素人にも推測がつきます。
電池は 9.6V 250mAh のリチウム充電池が1個付属します。中国製のようで、ブランドは「品性 ピンサー」です。MAHA のものよりわずかに厚みが薄く、Magnum の筐体はこれに合わせて作られていますので、他の電池はサイズからして使えません。ピンサーの電池を買えるところはまだ見つかりません。Jaben から買えないのか、問い合わせ中。検索で香港の模型販売サイトがひっかかりますが、Firefox や Opera はフィッシング・サイトだというのでまだ試していません。
外形は Petite をすこし厚くしたもの。幅と奥行は Petite とまったく同じ。厚さだけが5ミリほど厚い。この厚みは 9V 電池を入れるためのものですが、厚くなったおかげでパワー・スイッチ、ゲイン切替スイッチ、ベース調整ダイアルを上の段に置き、下段の入出力ジャックの間隔が広くなっています。おかげで ALO の Jumbo Cryo Dock も使えます。もっとも、まだそちらは使っていません。将来の楽しみにとってあります。今使っているのは、DOCK STARR の一番安いもの。これでもまずは充分です。右端に音量ダイアル。これは Petite と同じ。
ゲイン切替は3段階で、デフォルトは LOW になっています。まだ変える必要は感じません。ベース調整のデフォルトはミニマムのようで、これもまだ変えていません。100時間を超えたら試してみる予定。
裏蓋はネジ留めが2本になり、 USB ジャックが左上に移動、その下にACジャックがあります。AC アダプタは付属。マルチ電圧対応。
DAC のチップは Petite と同じ、Burr-Brown PCM2702。表の入力ジャックに何か刺さっているかどうかで DAC が切り替わるのも Petite と同じです。
厚みがあり、わずかながら重くなっていますが、iPod touch にマジック・テープで留めると、むしろ Petite より持ちやすいです。
あと何か、今書いておくべきことはあったかな。背景ノイズはゼロに等しいです。真っ黒です。無伴奏のソロ歌唱など、シンガーの息遣いから、場合によっては衣擦れまで聞こえます。いや、実際に聞こえるはずはありませんが、聞こえる気がするほど。
Petite と同じく、パワー・スイッチはオンにすると発行ダイオードの赤い光が点きます。電池がなくなってくると、これがオンの時でも消えます。また、再生音にノイズが混じるようになります。
価格は送料込み359USD。今のところ、Jaben Network から直接買うしかないようです。
こういうサイトもありますが、まだ未完成のようでもあります。
ここでは 349USD になってますね。売切れというのが一時的なものかどうかは問い合わせ中。
Jaben の Uncle Wilson は日本でも販売代理店を見つけたいと言ってますので、うまくみつかることを祈ります。中野のフジヤエービックあたりが扱かってくれるとよいのですが。Go-Vibe 5 のようなことはないんじゃないかなあ。
このところ、交通機関に乗る時以外は、ずっと KSC 35 で聞いているのですが、その潜在能力の高さに舌を巻いています。Magnum のバーンインにつれて、どこまでも音が良くなっていきます。フルサイズのものではそろそろ蒸し暑いこともありますが、ちょんと耳にかけるだけの手軽さと性能の高さを考えれば、コスト・パフォーマンスの良さは驚異的です。というよりも、ここまでくると、もはやコスト・パフォーマンスというようなレベルではなく、単純に価格とはかけ離れた性能ではないかとすら思えます。正直、K701 と比べても、K701 の方がややスペーシィなだけで、後はまったく遜色はありません。スペーシィというのは、自分のいる位置がたとえばステージからやや離れて、俯瞰的という感じです。KSC 35 ではミュージシャンはたいてい目の前にいます。
KSC 75 もいい線まで来てはいますが、35 と比べると、わずかながら雑なところがあります。KOSS が KSC 35 を二度までもディスコンにしながら、その度にユーザからの要望で(本家サイトの通販オンリーとはいえ)復活させたのも、むしろ当然のことでしょう。ティアックにもぜひぜひ国内発売していただきたいものです。(ゆ)
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