ちょと古い記事ですが、面白いので紹介しておきます。
オリジナルは11/01付英インディペンデント紙の記事。
ある調査によると、非合法で音楽をダウンロードする人は、他の誰よりも音楽にカネを注ぎこんでいる人であるという結果が出たという話。「音楽の海賊行為を厳しく取締ることは、業界が苦しんでいる慢性の病気をさらに悪化させる可能性がある」そうです。
非合法に音楽をダウンロードしていることを認めた人間は、平均して年間77ポンドというと現在のレートで約11,000円強を音楽に注ぎこんでいて、この額は非合法にダウンロードしたことの一度もない人の平均を33ポンド(約4,800円)上回っている、という調査結果が出たそうです。
ということは、いわゆる「スリー・ストライク法案」が施行されると、音楽業界に土台を提供している顧客が罰せられることになるわけです。
調査は16歳から50歳までの、インターネットにアクセスできる1,000人を対象に行われ、1割が非合法ダウンロードしていることを認めました。
調査会社 Ipsos Mori にこの調査を委託したシンク・タンク Demos の担当者 Peter Bradwell 氏は「政府の手法は慢性病に悩む音楽業界のつっかえ棒にならない。政治家とレコード会社は、音楽消費の性質が変化して、消費者はより安く、より簡単なアクセスを求めていることを認識する必要がある」と述べています。
一方で、政府の強硬策が実施された場合、非合法ダウンロードをしたことのある人間の61%が、インターネット接続をカットされるならば、非合法ダウンロードはしない、と答えています。
Forrester Research の Mark Mulligan氏の分析。
「ファイル共有している人びとは音楽に関心のある人たちです。かれらはファイル共有を音楽をみつける仕組みとして使っています。若者の中には、音楽はカネを払って手に入れる商品であるという概念そのものを知らない世代が育っています。適切な価格水準は、払っていることに気がつかない額でなければなりません」
アーティストも意見が分かれています。政府の方策を支持する人もいれば、非合法のファイル共有のおかげでファンとの距離が縮まったという人もいます。
ヴァージン・メディアとユニヴァーサルは、ダウンロードとダウンロードしたトラックの無期限の所有を認める定額サーヴィスを今年中に始める計画です。料金は(月額?)15ポンド前後です。
と記事にはありますが、今日現在、まだ始まっていないようですね。また、英国以外の地域でも実施されるのかも不明です。
え、日本でも導入されたら入るかって。いや、われわれのような「ニッチ」な音楽の愛好者は相手にされていませんよ。(ゆ)
オリジナルは11/01付英インディペンデント紙の記事。
ある調査によると、非合法で音楽をダウンロードする人は、他の誰よりも音楽にカネを注ぎこんでいる人であるという結果が出たという話。「音楽の海賊行為を厳しく取締ることは、業界が苦しんでいる慢性の病気をさらに悪化させる可能性がある」そうです。
非合法に音楽をダウンロードしていることを認めた人間は、平均して年間77ポンドというと現在のレートで約11,000円強を音楽に注ぎこんでいて、この額は非合法にダウンロードしたことの一度もない人の平均を33ポンド(約4,800円)上回っている、という調査結果が出たそうです。
ということは、いわゆる「スリー・ストライク法案」が施行されると、音楽業界に土台を提供している顧客が罰せられることになるわけです。
調査は16歳から50歳までの、インターネットにアクセスできる1,000人を対象に行われ、1割が非合法ダウンロードしていることを認めました。
調査会社 Ipsos Mori にこの調査を委託したシンク・タンク Demos の担当者 Peter Bradwell 氏は「政府の手法は慢性病に悩む音楽業界のつっかえ棒にならない。政治家とレコード会社は、音楽消費の性質が変化して、消費者はより安く、より簡単なアクセスを求めていることを認識する必要がある」と述べています。
一方で、政府の強硬策が実施された場合、非合法ダウンロードをしたことのある人間の61%が、インターネット接続をカットされるならば、非合法ダウンロードはしない、と答えています。
Forrester Research の Mark Mulligan氏の分析。
「ファイル共有している人びとは音楽に関心のある人たちです。かれらはファイル共有を音楽をみつける仕組みとして使っています。若者の中には、音楽はカネを払って手に入れる商品であるという概念そのものを知らない世代が育っています。適切な価格水準は、払っていることに気がつかない額でなければなりません」
アーティストも意見が分かれています。政府の方策を支持する人もいれば、非合法のファイル共有のおかげでファンとの距離が縮まったという人もいます。
ヴァージン・メディアとユニヴァーサルは、ダウンロードとダウンロードしたトラックの無期限の所有を認める定額サーヴィスを今年中に始める計画です。料金は(月額?)15ポンド前後です。
と記事にはありますが、今日現在、まだ始まっていないようですね。また、英国以外の地域でも実施されるのかも不明です。
え、日本でも導入されたら入るかって。いや、われわれのような「ニッチ」な音楽の愛好者は相手にされていませんよ。(ゆ)