クラン・コラ・ブログ(アイルランド音楽の森)

 アイリッシュ・ミュージックなどのケルトをはじめ、世界各地のルーツ音楽を愉しむブログです。そうした音楽の国内の音楽家も含みます。加えて主宰者の趣味のグレイトフル・デッド。サイエンス・フィクション、幻想文学などの話もあります。情報やメモ、ゴシップ、ただのおしゃべりなどもあります。リンク・フリーです。

タグ:音楽再生

 これもモジラのスピンアウトらしいですが、マルチ・プラットフォームでフリーのミュージック・プレーヤー Songbird が開発されてます。

 プレイリストやアルバム・アートもサポートする本格的なプレーヤーですが、まだ Ver. 0.7 で、リッピングもできません。CDそのものが、再生できません(爆)。メタデータの編集もなし。まあ、元もと、ネット上にある音源を再生するために作られたらしく、むしろ、音楽再生に特化したブラウザ、というべきかな。

 最新版を試してみましたが、んー、Mac OS Xで使うにはまだですね。最大の欠点は AIFF ファイルが扱えないこと。また、全体の表示も Firefox 2 の段階です。

 音質はまずまず。Apple Lossless の再生ですが、Cog とタメを張ります。いろいろな機能をプラグインやアドオンで実現しているので、今後機能が充実していっても、iTunes のように音質が犠牲になることはないのではないかと期待。いつになるかはまだ判りませんが、ゆくゆくは iTunes の向こうを張って、アマゾン等との連携やダウンロード販売ストアも展開する予定出そうです。

 いずれにしても、こういうフリーのソフトがあることは、選択肢ができてたいへんありがたい。ぜひぜひ地道に開発をつづけて頂きたい。今後の展開も見まもるつもり。だいたい2ヵ月に一度、アップデートしているようで、つぎは10月。この辺で AIFF やCDを扱えるようになる可能性もあるようです。(ゆ)

 やはり iTunes は音が悪い。リッピングの音が悪いから CopyTo を使っているわけですが、再生も良くない。やはりよけいな機能が付いていると、音が悪くなるのでしょうか。

 一噌幸弘&しらせの新作《よしのぼり》を聴いていて、どうも音がおかしい。タブラと和太鼓が、別室で鳴っているような案配。

 モノは試しと、CogToolPlayer で聞いてみます。ともにフリーウエア。Mac OS Xにはウインドウズ用の foobar 2000 のような、決定的なプレーヤーはまだありません。

 ToolPlayer は 24bit/96KHz の FLAC をサポートする新顔ですが、プレイリストがありません。いくら何でもこれは不便。もっともこのソフトの目的は、エフェクトやイコライザを使って音を遊ぶ方向らしい。音は明らかに iTunes より上。

 Cog は古株。シンプルで、必要十分な機能。音はどうやら ToolPlayer より上。ただし、普通のCDまでのサポート。

 iMac では大丈夫なのですが、なぜか MacBook では ToolPlayer が使えません。立ちあげるとすぐ落ちてしまいます。しかたがないので、Cog を使いますが、そうそう、このアルバムはこういう録音でしょう。チェロの弦のかすれ具合。和太鼓の残響。ゲムスホルンのふくらみ。うーん、凄い音楽だ。

 やはり iTunes はデータベースと iPod との接続、管理用で、再生はこちらですなあ。(ゆ)

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