クラン・コラ・ブログ(アイルランド音楽の森)

 アイリッシュ・ミュージックなどのケルトをはじめ、世界各地のルーツ音楽を愉しむブログです。そうした音楽の国内の音楽家も含みます。加えて主宰者の趣味のグレイトフル・デッド。サイエンス・フィクション、幻想文学などの話もあります。情報やメモ、ゴシップ、ただのおしゃべりなどもあります。リンク・フリーです。

タグ:高音質

 やはり iTunes は音が悪い。リッピングの音が悪いから CopyTo を使っているわけですが、再生も良くない。やはりよけいな機能が付いていると、音が悪くなるのでしょうか。

 一噌幸弘&しらせの新作《よしのぼり》を聴いていて、どうも音がおかしい。タブラと和太鼓が、別室で鳴っているような案配。

 モノは試しと、CogToolPlayer で聞いてみます。ともにフリーウエア。Mac OS Xにはウインドウズ用の foobar 2000 のような、決定的なプレーヤーはまだありません。

 ToolPlayer は 24bit/96KHz の FLAC をサポートする新顔ですが、プレイリストがありません。いくら何でもこれは不便。もっともこのソフトの目的は、エフェクトやイコライザを使って音を遊ぶ方向らしい。音は明らかに iTunes より上。

 Cog は古株。シンプルで、必要十分な機能。音はどうやら ToolPlayer より上。ただし、普通のCDまでのサポート。

 iMac では大丈夫なのですが、なぜか MacBook では ToolPlayer が使えません。立ちあげるとすぐ落ちてしまいます。しかたがないので、Cog を使いますが、そうそう、このアルバムはこういう録音でしょう。チェロの弦のかすれ具合。和太鼓の残響。ゲムスホルンのふくらみ。うーん、凄い音楽だ。

 やはり iTunes はデータベースと iPod との接続、管理用で、再生はこちらですなあ。(ゆ)


 オーディオ・メーカーとして有名なスコットランドのリンの子会社で、ロバート・バーンズ作品の全曲録音を出しているリン・レコードが、CDより高音質の Studio Master ファイルのダウンロード販売を始めています。

 今のところクラシックのみですが、例のバーンズ全曲集もいずれこの形で出るかもしれません。

 この Sutido Master のファイル(WMA)は、例えばヘンデルの《メサイア》ではCDクオリティ・ファイルの4倍近いサイズ。値段もSACDより高い。サイトで試聴もできます。高性能ヘッドフォンで聞くと、違いは明らかです。

 高音質ファイルのダウンロード販売は ONKYO がすでにやっていますが、これから増えるだろうと期待してます。

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