クラン・コラ・ブログ(アイルランド音楽の森)

 アイリッシュ・ミュージックなどのケルトをはじめ、世界各地のルーツ音楽を愉しむブログです。そうした音楽の国内の音楽家も含みます。加えて主宰者の趣味のグレイトフル・デッド。サイエンス・フィクション、幻想文学などの話もあります。情報やメモ、ゴシップ、ただのおしゃべりなどもあります。リンク・フリーです。

タグ:iTunes

    なんということだ、iPod touch で OS を 3.0 にアップデートしたら、iTunes 8.0 では使えない、8.2 にアップデートせよ、とのアラート。えー、そだなこと、聞いとらんぜよ。いや、どこかに書いてあったのかもしれんが、目には入ってなかったよー。
   
    iPod touch のダウン・グレードなんて、方法もわからんし、できたとしてもやれない。これから出てくるソフトは全部 3.0 以上が前提なんだから。
   
    となると iTunes をアップデートするしかない。しっかし、8.0 のあの「奇跡」の音はもう聞けない。というよりも、8.0 の音が「フツー」なのであって、それ以後のヴァージョンの音の方がヘンなのだ。
   
    それだったら Songbird の方が遥かにマシ、「フツー」に近い音で鳴る。折りしも Songbird の 1.2 が出た。今回のウリは iTunes との融合を進めたことで、Songbird のプレイリストを iTuens で見せたり、その逆もできるそうな。iPod の管理も、確かプラグインでできたはずだ。CDのリッピングには XLD がある。
   
    とすれば、いよいよ Songbird に全面的に乗り換えるしかないか。(ゆ)

 CopyTo チームが iTunes のどのヴァージョンでも高音質化できる方法を発見してくれました。超簡単です。

 ただし、環境によっては iTunes のふるまいに支障が出る場合もあります。当ブログのところではシャッフルが効かなくなりました。シャッフルをオンにすると、1曲再生しただけで止まってしまう現象が出ました。

 iTunes Library だけでなく、iTunes Library Extra.itdb ファイルも捨てると治りました。

 また iMac につないだ外付けハード・ディスクを メインのライブラリにしており、現在 600MB を超えていますが、iTunes Library ファイルを捨てた後で、その一部しか表示されなくなりました。上記サイトにある「ライブラリがすべて読みこまれる」まで待たなかったのが原因かもしれませんが、表面上は「すべて読みこまれていない」ことはわからなかったのでした。

 というような問題はありますが、再生音質の改善度に比べれば、些細なことではあります。それに iTunes 8.0.0 はCD読み込みの音質が格段に良くなっているのが、実にありがたいです。再生は iPod touch 2G という強力なツールが出たことですし。(ゆ)

 やはり、従来のラインアウト・ケーブルでは対応していないんですね。iPhone と同じらしい。ALO Jumbo Cryo Dock も対応していないよ、とサイトに出ていました。

 つい先日からメインで使っていたのは DOCK STAAR. さんの DS-AUGpt で、これも従来タイプ。ひじょうに気に入っていたので残念。まだ、買ったばかりなので、コネクタ交換とかで対応してもらえませんかねえ。

 んで、やむなく、直刺しの音はどうだろうと聞いてみて、いや、ちょっとびっくりしました。明らかに音が良くなってます。もともと iPod は新製品が出るたびに音が良くなってきてましたが、今回はみごと。アンプを付ければもちろん違いはありますが、これまでのように、一度アンプを通した音を聞いてしまうとはずせなくなってしまうというのではありません。直刺しでも充分勝負できる。というより、音楽をきくのが楽しくなる音です、これは。少なくともぼくが聞いているような、アコースティックな楽器が多い、比較的小編成で、音をいじらないタイプの音楽は聞いていて楽しい。意識しなくても音楽に引きこまれます。

 ワールド系はアコースティックでも、ノイズ成分が重要な働きをする楽器がたくさんありますが、そういうものもちゃんと聞かせてくれます。ヴォーカルや弦楽器のふくらみもボディがしっかりして、艶があります。ついこないだ来日したフィンランドのハーモニカ・カルテット、スヴェングのリーダー、ヨーコ・クッハラのソロ《SAALAS》の4曲目〈Rakkolevää = Bladder Wrack〉は、ドラムスとダブル・ベースのリズム・セクションを背に、ハーモニカとフィドルが丁々発止とやりあう名曲ですが、この後半、フィドルが比較的低音で響きもたっぷりにうたうところ、惚れ惚れしました。余談ですが、このヨーコ先生のソロは、スヴェングとは別の角度からハーモニカの可能性を追求していて、共演者もすばらしく、傑作です。

 これは Apple Losssless で聴いてますが、MP3 などの圧縮音源でも音楽を聞く喜びは変りません。

 直刺しがこれだけ質が高くなると、アンプ・メーカーもおちおちしてられませんね。生半可なものでは、通しても違いがわからなくなるんじゃないかな。Go-Vibe Petite と Magnum はさすがにちゃんと違いがあります。やはり、見通しが良くなって、どんなに音が重なっても崩れません。ミニ・ミニ・ケーブルでヘッドフォン・ジャックからとっての試聴です。

 えーと、一応 MacBook からの転送は iPod touch 2G 付属のケーブルで、iPod はレゾナンス・チップの板版、RS-SQUARE に載せてやりました。この転送法についてはこちら

 CDからの取込ですが、これは iTunes 8 で解決してしまいました。詳しくはこちらをご覧ください。ぼくは今は単純に AIFF で取り込んで聞き、長期保存は原則 Apple Lossless にしています。

 MacBook 上の iTunes 8 での再生も、上記のサイトにある方法でやると、もう他に何も要らない。

 ALO の新製品を買う手もあるんですが、DOCK STAAR. さんに散財してしまった(^_-)ので、当面は直刺しで楽しむことにします。こうなると、アンプよりもこんど Apple が出す In-Ear Headphones が気になります。当然、iPod 用に調整してあるはずだし。(ゆ)

 安定性とパフォーマンスの向上、というのはApple のいつもの謳い文句だけど、今回は不具合が出てます。

 先日からCDからのとりこみは iTunes 本体ではなく、OS X の基本機能であるコピー・コマンドを使っています。この方が音が良くなるからです。

 この場合、Finder を落としてやるとさらに音が良くなる、とのことで、そうしています。Finder を使わないでCDのコピーができるのか、というとターミナルからコマンドを打ちこめばできる。とはいえ、小生のような素人にはちと敷居が高い。そこで奇特な方がいて、 CopyTo というツールを作ってくださいました。

 このサイトの「開発の経緯」には、上記現象発見のいきさつがあります。

 さらにさらに、実際にコピーする前に、バッファ・キャッシュを作っておいて、そこからコピーするともっと音が良くなる、とのことで、そのしかけも CopyTo には付いています。

 Finder その他、不要なアプリを落としてくれるオプションもあるという、いたれりつくせりのツール。

 RAM Disk を作って、そこで作業すると、さらにさらにさらに音が良くなる、そうですが、増設メモリを買う金がないので、まだそこまでは試していません。

 CopyTo でできあがるのはごく普通の AIFF ファイルで、これを iTunes で読みこみ、各種情報を打ちこんだり、コピーしたりして整えるわけ。詳しいやり方はこちら

 今まではこれでOKだったのですが、7.7.1 にしてから、読みこんだ AIFF ファイルにジャケット画像を埋めこめなくなってしまいました。もう、何をやってもダメ。

 それだけでなく、ファイルの変更日時も変化しなくなってしまっています。

 CopyTo の作者からヒントをいただいて、でできあがる AIFF ファイルの拡張子を iTunes で使う .aif に変えたり、File Buddy を使ってクリエータやファイル・タイプを iTunes のものに変えたりしてみましたが、効果はありません。

 今のところ、唯一の解決策は、iTunes でもう一度 AIFF に変換することだけのようです。つまり、iTunes 自体で読みこんだファイルでないと、受けつけなくなってしまったらしい。

 だったら、そうすればいいじゃないか、というと、iTunes でもう一度 AIFF 化したものは、どうも音質が落ちる感じなのです。CopyTo を使うのは、CDからのとりこみを高音質化するためなので、これでは意味がありません。

 いろいろやってみたところ、読みこんだ AIFF ファイルから AIFF や Apple Lossless に変換した時に、iTunes 内部でジャケット画像をとってこれるものはオリジナルの AIFF ファイルにも埋めこめるようです。iTunes の外から画像を取りこもうとするとできません。

 ぼくのところだけの不具合かと思ったら、TuneTEXT というウィジェットのアップ・デート・メモによると、歌詞の埋込みもできないようなので、やはり 7.7.1 が怪しい。

 一応アップルにはフィードバックを送りました。今回のアップデートは AppStore 関連のものらしいですが、やはりでかくなって、もぐら叩き状態になってきたんでしょうか。(ゆ)

 まあ KSC 35 を K701 とまったく対等にタメを張るというのは言いすぎだったかもしれません。やはり、厳然たる違いはあります。ただ、Magnum を通すと KSC 35 がまことにのびのびとうたってくれるので、ついついそう言いたくなってしまいます。

 Magnum で大喜びしていたところに、さらに思いがけず強力な助っ人が現われました。Mac 用 CD リッピング・ソフト CopyTo です。iTunes で取り込むよりも、音が良くなります。

 上記サイトの「開発の経緯」にありますが、もとは iTunes ではなく、Finder で音楽CDをコピーすると、音質が良くなることが始まりでした。iTunes は曲情報などのメタタグを付けるために、音質が劣化するらしい。次に Finder を終了して取り込むとさらに音が良くなることが発見されます。Finder を落としながら、iTunes を使わずにCDをとりこむにはどうすればよいか。答えは Terminal でした。ターミナルで UNIX のコマンドを打ち込めば、Finder と同じことができます。そこで素人にも使いやすいように作られたのがこのソフト。しかも、作ってみたらターミナルのコマンドでとりこむより音が良くなった、というおまけつき。

 フリーソフトです。Mac を使える方は試してみてください。まるで別物になります。できるファイルは AIFF です。iTunes では取り込む際にサンプル・レートを 48 KHz にアップ・サンプリングできます。この方が通常の 44.1 KHz で取り込むより音が良くなることがあります。CopyTo で取り込んだ AIFF は当然 44.1 KHz のサンプリングですが、iTunes 48 KHz で取り込んだものよりも音は良いと思います。

 AIFF のままではサイズが大きすぎる場合には、iTunes に読みこんで Apple ロスレスに変換しても、音質の良さは保たれます。つまり、iTunes で読みこんだ AIFF から変換または直接 Apple ロスレスとして読み込んだものよりも、段違いに音が良くなります。

 CD音源でここまで音のエネルギーを感じられたのは初めてです。LPのエネルギー感とはまた違いますが、これを聞くと、今まで聞いていたCDの音がどこか虚ろに思えてきます。ようやくCDの本当の実力が現われてきた感じです。LPの時も散々言われたことですが、CDもまだまだ入っている音がすべて取りだされていないのでしょう。CopyTo で取り込んだ音を聞いていると、SHM-CD やガラス製CDのように、CDの板の素材を云々することは、やはりまだ早いとも思えてきます。

 欠点はタグをマニュアルで付けなければならない、つまり曲情報などをいちいち入力しなければならないことです。ここに書かれた方法を使うと多少楽になります。

 RAMdisk で CopyTo を使うとさらに音質が上がるとサイトにありますが、ひょっとすると、まだまだCDからの音質を上げる可能性がありそうです。

 それにしても、テクノロジーというのは、玄妙なものでもあります。自然科学よりも人間が左右できる部分が多いようにも見えるだけ、さらに玄妙さが増すようでもあります。むしろ、とりあえず望ましい結果が出るならば、「原因」「理由」の解明は棚上げにしてゆきますから、テクノロジーとは畢竟「魔法」の言い換えにすぎないのでしょう。CDの縁を蛍光緑に塗るのも、静電気を消すのも、MacOS X の Finder を落とすのも、RAM disk を使うのも、みな「おまじない」「呪文」というわけです。

 というわけで、Magnum と CopyTo のおかげで、もうやたらめったら音楽が聞きたくなっているのでありました。(ゆ)

 ようやく改善された。
 トラックの「情報」を見ようとすると、
これまではライブラリに入っている曲数が増えるにしたがい、
重く遅くなっていった。
IntelMac になってずいぶん改善されたが、
それでも、7万曲を超えていると
「情報を見る」をクリックしてから、
ウインドウが現れるまで、
20秒近くかかっていた。

 7.6 ではそれが2秒はかからない。
一拍置いて、
とまではいかない、
一拍半ぐらいだろう。

 これはうれしい。
何とかしてくれと、
ヴァージョン・アップのたびごとに
フィードバックを送っていたのは
ムダではなかった。

 もちろん、あたしだけではなく、
これでイラついていた人は結構多いのではないか。
ジャズなどは録音の数が多いから、
5万、10万は簡単に超えるだろう。

 iPod touch で歌詞が見られるようになったのも大きいが、
この改善は今回最大のヒット。(ゆ)

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